現代人には、ファストフードのハンバーガー、お湯を注ぐだけのインスタント食品は、すっかり生活の中に定着してしまいました。これらの食品の共通点は、塩分が多く含まれていることです。

幼少から親しんできた味は、そのまま嗜好につながってしまいます。
もし、塩分を口にしないと満足できないとなれば、それは体にとって大変な事態を引き起こすようになります。濃い味付けでないと満足できない場合、亜鉛不足の可能性も大です。

現代の死亡の原因の上位には、塩分の摂り過ぎが影響した病気が名を連ねています。もう一度、食事の塩分を見直してみましょう!

塩分摂取過剰 チェック

  • 最近、喉が渇きやすい
  • 足がつることが多い
  • よく頭痛がする
  • トイレに起きることが多くなった
  • 1日7.5時間以上の睡眠時間の確保ができない
  • ちょっと走っただけで息切れがする
  • 朝、おきると顔やまぶたがむくでいる
  • お新香にお醤油をかけて食べる
  • お味噌汁がないとごはんがのどを通らない
  • 温かいところから急に寒いところへ出ると立ちくらみする

塩分の摂りすぎ度 判定

  • 該当数が3個以下
    心配なし
  • 該当数が4~6個
    要注意
  • 該当数が7個以上
    危険領域

健康に適量、味も一番美味しい理想の適塩量がある

忠臣蔵の刃傷沙汰の原因は塩?

日本人に、最も親しまれている物語のひとつ「忠臣蔵」は、播州赤穂の浅野内匠頭が吉良上野介に江戸城・松の廊下で刃傷沙汰に及ぶことから、事件が始まります。内匠頭が切りつけた、その動機は今もって不明です。しかし、一説には赤穂の製塩法の秘密を要求した上野介に逆恨みされ、いびり抜かれた内匠頭が怒りを爆発させたとも言われています。

この説の真偽はともかく、一国一城の大名の身の破滅を招くほど、塩は大切なものだったことを物語っています。また、近年まで多くの国で塩が専売制で統制されていたことでも重要さが理解できます。

人間にとって味覚の基準である「食の宝」であるはずの塩が、飽食の時代である現代では、摂取量の増加から様々な病気を誘発する「病原」になってしまったとは、先人には想像もつかなかったことでしょう。日本人の死亡原因を見てみると、第1位は胃ガン、2位が心疾患、3位が脳血管疾患と続きます。これら3位までの痛気には過剰な塩分摂取が大きく問わっていると考えられています。しかも2、3位の原因は高血圧にあり、塩分の過剰摂取は、私たちにとって大問題であることを自覚すべきなのです。

お新香にまで醤油をかけてしまう現代人の塩分摂取量が多くなる理由

死亡原因3位までの病気に深く関わっている塩。なぜこれほどまでに現代人は、塩分摂取量が増えてしまったのでしょう。ファストフード、インスタント食品などが習慣化して、若者が摂る食品には塩分が多いものが増えています。
若いうちからそういった食品に慣れてしまうと、その嗜好が癖になり、塩分の多い食生活となります。

例えば、お新香に醤油をかけるようなら要注意。若い頃からの過剰摂取は、胃ガンの発生率を高めるのではないかといわれています。自分で出来る!胃カメラをやらずに胃がん検査、ガン胃がん検査セット(ピロリ菌検査含む)胃カメラが苦手な人は自宅で検査できる検査キットを使って検査してみましょう!

ラットの実験で、人間にして1日15g以上の塩分を1ヶ月与え続けると、顔がむくみ、左半身は不随、体内では脳卒中と心筋梗塞を起こしていました。人間にとって、理想の塩分摂取量はどのくらいなのでしょう。大阪の懐石料理店「かが万」のお吸い物で実験しました。日本料理で「塩加減の基本″」とされるお吸い物が最もおしいと感じられる塩分濃度は0.8% 。この数字は人間の細胞外液の塩分濃度と一致するのです。
おいしいと感じる濃度と体液の濃度は同じでした。私たちが健康のために適塩を守るということは、体液濃度を維持することでもあったのです。そのために摂取すべき塩分量は、健康な人で1日10g以下、計量スプーンで小さじ2杯までが、理想であることが分かりました。

塩分の過剰摂取はどうなるのか?

実験のラットは、人にして1日15 g以上の塩を摂取しているわけですから、異変を起こすのも当然のことといえます。では塩を摂り過ぎると体内で何が起きるのでしょう。体内に入ってきた塩分は、血液によって腎厳に運ばれます。
体で必要なら腎臓で再吸収され、余分なら尿として排泄されます。こうして腎臓は体内の塩分濃度を一定に保つ働きをしています。これを塩分ポンプといいます。しかし、多量の塩分が運ばれてくるとポンプは疲れて機能ストップ。
ポンプが目詰まりを起こすと、血液中の塩分濃度がどんどん高くなってしまいます。血液中の塩分が高くなると、高血圧や胃ガンを引き起こすのです。

食生活の塩分をチェックして適塩メニューを意識する

1日10gはあっという間、調理の工夫が必須

一般的には1日3~5g の塩分なら、血圧を上昇させないといわれ、厚生省では、1日10 g以内を適塩としています。最近は、1日8gが適塩とされています。これを3食に分けると、1食あたり3g以下です。例えば、味噌汁と梅干しですでに3g。これに塩ジャケを食べるとすぐに10g以上になってしまいます。適塩生括には調理で工夫するのが賢いやり方です。外食ではセットメニューに気をつけ、塩分の足し算をしましょう。だしまた、家庭では出汁をしっかりとって、塩味で味付けしないことを心がけましょう。
割り醤油をうまく活用することで減塩に

該当数が7個以上の危険領域の人「塩分濃度が高く腎臓の機能が低下」

塩分摂取量が高く、腎臓の塩分調節機能が適応しきれなくなっています。まずは食生活を根本から見直して、減塩メニューに移行させていく必要があります。注意点も参考にして、食生活の改善を図りましょう。

該当数が3~5個の要注意の人

外食をはじめ、インスタント食品、ファストフードを食べることが多くありませんか? これらは味が濃いものが多く、塩分含有量が高い傾向にあります。腎臓機能を鈍らせる結果になりますから、減塩メニューを心掛けましょう。

該当数が2個以下の心配ない人

塩分濃度が高いために起こる症状は、まだ少ないようです。今後の健康維持のためにも、少ない塩使いでおいしい料理を身につけておきましょう。

現代人は、夕食の時間が遅くなることも高血圧の原因になります。そこで夕食の食べ過ぎは内臓脂肪を増やし血圧を上昇させてしまうので夕食前に食物繊維たっぷりの酵素入り青汁を飲むなどは取り入れると効果的です。