潜在疲労度 自己診断 疲労感のない疲労は危険

潜在疲労度 自己診断 疲労感のない疲労は危険です。自己診断でチェックしてみましょう。案外、自分では気づかないうちに疲労感を感じる瞬間があるのかもしれません。過労死前に自覚することが重要です。

潜在疲労度 自己診断

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疲れに負けない、疲れを上手に回復したいそのためには、疲労についてまず知ることが肝心です。疲労の医学的な解明が本格的に始まったのは、1 999年からです。

今、日進月歩で疲労のメカニズムが解明され、その克服法が開発されています。これまで疲労回復によいと思ってしていたことが、実は疲労を増幅していた! ということも少なくありません。

少し前までは、乳酸は疲労物質だ!と言われていましたが、今はそんなことを言えば、時代遅れの知識を露呈することになります。

まずは、みなさんの体にどれだけ疲労がたまっているかをチェックしてみましょぅ。以下の問は、日常の行動や習慣に関するものです。質問には、仕事への取り組み方や性格、疲労回復のためにみなさんがよかれと思ってしているものも含まれているはずです。「はい」「いいえ」で答えてください。

日常の生活習慣で 潜在疲労度をチェック

以下の質問 10項目に はい いいえ で答えてください

  1. 周囲ら期待されると、残業も苦ではない はい /  いいえ
  2. 責任感から、引き受けたことは途中でやめられない はい / いいえ
  3. 趣味やゲームで夜更かししてしまうことがある はい / いいえ
  4. ひとつのことに集中してしまいがち はい / いいえ
  5. 休みの日は外出が多い はい / いいえ
  6. 毎日、運動するようにしている はい / いいえ
  7. ゴルフやフィットネスでストレスを発散 はい / いいえ
  8. 熱めの風呂に長時間入り、汗を流すのが好き はい / いいえ
  9. コーヒーや栄養ドリンクを飲む はい / いいえ
  10. 疲れたときは焼き肉などのスタミナ食を食べる はい / いいえ

はい」が多ければ多いほど、長期的な疲労がたまっている可能性大ですこうした人たちは、疲労がたまりやすい、上手に疲労回復ができていない、さらには、よかれと思ってしていたことが、逆に疲労を蓄積してしまっている、ともいえる人たちです。

また「はい」が 5 つ以上の人は、「疲労感なき疲労」によってもしかしたら過労死へと向かって走っている人かも即時に、「ぜんぜん疲れてなんかない」「睡眠時間が少なくても平気」と疲れを感じていない人ほど、「疲労感なき疲労」に体がおかされてしまっている可能性が高いのです。

疲労感 とは「休息せよ」という体からの警告

どんなときに自分が疲れているということを実感しますか?疲れというのは、身体的な活動だけでなく、さまざまなストレスによっても引き起こされることば多くの人が実感しているはずです。

「朝起きたときにすっきりしない」「目覚めが悪い」「気持ちがなんとなく上向きにならない」「肩凝りや頭痛がする」といった自覚症状から疲れを感じることもあります。

人はなぜ疲れるのでしょうか?疲労は私たちを取り巻く生活環境のストレスによって引き起こされます。人間関係の悩みといった「精神的なストレス」や長時間残業などによる「身体的なストレス」はよくいわれるところです。

また、紫外線や騒音などの「物理的なストレス」、シックハウス症候群の原因とされるホルムアルデヒドなどによる「化学的なストレス」、ウィルスや細菌などによる「生物的ストレス」があります。

実際にはこうしたストレスが複合的にからみあうこともあります。できれば味わいたくない疲労ですが、これは命を守るためになくてはならない体のしくみともいえるもの。

「疲れ」は「発熱」「痛み」に並ぶ、人間にとって大切な三大アラームなのです。インフルエンザにかかったり風邪をひいたとき、どうしますか? 中には無理をして働く人もいるかもしれませんが、多くの人は薬を飲んで安静にします。

痛みがあるときはどうでしょうか。腰や膝に痛みを感じるとそれをかばうように動き、傷や出血があれば薬などで手当をします。発熱や痛みは体の防衛反応のようなもので、何かの対策を施しなさいという警報装置。疲れも同じです。これ以上休まずにいたら死んでしまいますよ、早く休みなさい!という体の声なのです。

実際、疲労は高血圧や糖尿病などさまざまな病気を引き起こすリスクを高めることが知られています。熱が出ているかどうかは体温計で計ればわかります。傷であれば出血していることでわかりますしねんざや骨折なら内出血したり、腫れたりするので目で見てわかります。

では、疲労はどうでしょうか? 「歩けないくらい疲れているから会社を休みます」などと言おうものなら、周囲からは「根性が足りない」「怠け病だ」と言われるだけ。

なぜなら、どのくらいつらい疲れなのかを周囲が納得するように客観的に説明できないからです。疲労には、疲労感を感じない疲労があることも考えると、本来疲れているのにそれに自分でさえ気づくことができません。本当に疲労はやっかいなもの。

自分で疲労を解決しながら生活していくしかないのです。

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