「錆びる」というと何をイメージするでしょうか?手入れをしないと錆びてしまうものはたくさんあります。鉄棒、自転車のチェーン…などです。錆びてしまうと本来の機能が発揮できなくなります。全く使えなくなってしまうものもあります。

この錆びですが、金属だけでなく私たちの体にも起こることがわかってきました。そうです。「活性酸素で」です。活性酸素が蓄積すると体は錆びはじめているのです。

体の錆びつきチェック

  1. 爪の上に白い斑点がある
  2. 目が疲れやすく乾燥しがち
  3. 軽い打ち身でもあざになる
  4. 料理は濃い味付けが好み
  5. 髪につやがなく枝毛も多い
  6. 風邪をひきやすい
  7. やる気が起きない
  8. 肩こりや頭痛になりやすい
  9. 切り傷が治りにくい

錆びつき判定

  • 該当数が2個以下
    心配なし
  • 該当数が3~6個
    要注意
  • 該当数が7個以上
    危険

体が錆びてしまう!現代人を襲う活性酸素

どうして体は酸化してしまうのか?

「サビる」ということは「酸化」すること。もちろん、生物の持っている細胞もその運命から逃げることはできません。

この地球に酸素がなくては、人間やほとんどの生物は生きていくことはできません。

しかし、進化の過程で、酸素を活動のエネルギ一に選んだ時点から「酸化」は諸刃の刃として私たちに突き付けられてきました。「老化」もいってみれば「活性酸素」との戦いに敗れた結果といえるのです。

活性酸素の弊害は200種類以上

人によっては、人類を襲う最強にして最悪の危険物質という「活性酸素」。言葉から受ける印象ではなんだか健康によさそうですが、これが私たちの細胞を破壊するとんでもない物質なのです。

この活性酸素は、私たちが24時間絶え間なく続ける「呼吸」をやめない限り、全身の細胞で発生し続けてしまいます。

現在までの研究で、活性酸素が原因で人体に与える弊害は驚くべきことに200種類!しかも、ここでDNAが傷つくと、異常な細胞の発生を引き起こし、ガンになるのです。

活性酸素の弊害と役割

活性酸素は、酸素の酸化作用が何倍も強力になった酸素で「スーパーオキシド」「過酸化水素」「ヒドロキシルラジカル」「一重項酸素」の4種類が知られています。

これらは、白血球の仲間の「好中球」や「マクロファージ」ら放出され、体内に侵入してきた細菌などを殺す作用があります。しかし、細菌などの敵がいない場所でも活性酸素が放出されると、いわゆる「炎症」を起こすのです。

例えば打撲ですが、細菌が侵入したときに細胞から出される「サイトカイン」という物質が、打撲などで細胞がつぶれたときにも出てしまい「好中球」を必要以上に呼び集めて、炎症を起こすのです。

活性酸素の弊害例
  • 歯肉炎
  • アトピー性皮膚炎
  • 胃炎
  • 肝炎
  • 腎炎
  • 膵炎
  • 関節炎
  • 腸炎
  • など

活性酸素はガンや成人病まで引き起こす

人間の体は活性酸素を抑え込む力を本来持っていて、若いうちは自分の力だけでも対処することができるようになっています。

しかし、年齢が進むと次第にこの力は衰えてきます。人間の老化は20歳を過ぎた頃から始まるものですが、ある程度年齢を重ねたところで、活性酸素を消し去るシステムが働きにくくなったときに成人病=生活習慣病やガンを引き起こすと考えられています。

活性酸素の発生原因
身体の内側

呼吸をして、酸素を取り込むだけで発生する。

  • 喫煙
  • 飲酒
  • 大気汚染
  • 食品添加物
  • ストレス
  • 過食
身体の外側

活性酸素は肉体の内部だけでなく紫外線によっても発生する。

人間は活性酸素からは逃げられない?

では、恐ろしい「活性酸素」から逃げ出すことはできないのでしょうか。紫外線や大気汚染、ストレスなどの要因をすべてクリアしてや人間が呼吸をする限り不可能です。

しかし、若いときに持っていた対抗手段=酵素の代わりになる「サビ止め食材」や「サビ落とし食材」を積極的に摂ることで活性酸素を抑えることができるのです。

その他にも、できるだけ紫外線を避けるようにしたり、活性酸素を凶暴化させるストレスを受けないようにすることで、その発生は抑えられるのです。

若い人にも危険性はある

40歳を境に活性酸素から身を守る酵素の働きが衰えてきます。そのため、40歳以上の人は特に「サビ止め」に役立つ(ミネラル頬)や「サビ落とし」になる(スカベンジャー)を摂る必要があります。

では、若者は安心かといえばそうではありません。思い出してください、現代日本人の健康年齢は実年齢よりもはるかに上だということを。

そう、若いからといって決して安心できないのです。むしろ、若いうちにこそ積極的にこれらの食材を摂るように心掛け、予防しておく必要があるのです。

活性酸素が全身の細胞に影響を与えるプロセス

呼吸によって肺から赤血球によって運ばれた酸素は、細胞の中のミトコンドリアというエネルギー製造所に入ります。そこでエネルギーを作り出し、自分は水になるのですが、このとき一部の酸素が活性酸素に変わります。そして、その細胞で作られた活性酸素が細胞中の遺伝子を傷つけたり、細胞膜を破壊したりといった、いろいろな悪さをするするようになるのです。

活性酸素か体を守るために錆びを止めることと錆びを落とすことを同時に行う

抗酸化酵素を作るのに不可欠なミネラル類と抗酸化ビタミンで活性酸素をやっつける

活性酸素を消す働きのある抗酸化酵素には「スーパーオキシドジムスターゼ(SOD」「カタラーゼ」「グルタチオンペルオキシターゼ」などがあります。

この中でも重要な酵素であるSODを作るために不可欠な「亜鉛」を不足させないようにするのがポイントです。、また、抗酸化ビタミンの代表選手であるべ-タ「ビタミンC」「ビタミンE「βカロチン」を摂取するように心掛けましょう。
抗酸化ビタミンについての詳細はこちらです。

亜鉛不足が引き起こす症状

亜鉛が不足すると抗酸化酵素を作る能力が落ちてしまうのですが、意外なことに亜鉛不足は「味覚障害」を引き起こすことが分かっています。
亜鉛が不足すると舌の表面の細胞がうまく作られなくなり、味覚が鈍くなるのです。ダイエットによる栄養不足や偏った食生活から若い女性に増えています。赤くて表面がツルツルした舌亜鉛不足の典型的な症状で要注意です。

該当数が7個以上の危険領域の人「生活習慣と生活環境を見直す」

たばこの害は活性酸素の体内量を増やしてしまう

赤信号がついた人はミネラル類やビタミンC、ビタミンE 、ビタミンA=β カロチンが不足していることはもちろん、活性酸素が発生しやすいような生活習慣を持っているはずです。

タバコ吸うこともそのひとつ。喫煙者が吸い込む主流煙、タバコの先からたちのぼる副流煙、喫煙者が吐きだす排気煙には発ガン物質をはじめとする有害な化学物質が含まれています。もちろん、日々の仕事や勉強で過度のストレスに苛まれているでしょう。また、スポーツはそれだけでも活性酸素を増やすことにもなる諸刃の刃ですし、ゴルフやテニス、水泳など屋外スポーツは紫外線にもさらされることになります。

食生活改善が重要

こうなると世捨て人にでもならなければ活性酸素の発生量を抑えられないことになってしまいそうですが、そうはいっていられないのが現実ですから、まず喫煙習慣のある人は改め、ストレス要因を減らすようにすることから始めましょう。そして、β カロチンやビタミンC 、ビタミンEを多量に含む食事を心掛けましょう。
そしてもうひとつ効果のある食材がたまねぎです。普段から常食するようにするのがおすすめです。
たまねぎは解毒、精神安定、抗酸化作用にも優れ、夏バテ、不眠、シミ、しわにも有効

該当数が3~6個の要注意領域の人「活性酸素を増やさない意識」

偏食が活性酸素を増やしてしまう原因に

ほかの項目でも繰り返してきたことですが、偏食や好き嫌いの多い食生活を送っている人は、間違いなく活性酸素を野放しにしているといえます。ニンジンやピーマンなどは、よく好き嫌いの対象になりますが、子供の頃からきちんと食べてきた人でなくても、即効性があるので、今すぐにでも食べ始めるべきなのです。
また、カロチンを上回る抗酸化力のあるリコピンを含むトマトや、ビタミンE やβカロチンなどを最も多く含む野菜であるモロヘイヤはぜひ食べるようにしましょう。
これは、要注意に該当する人、に共通していえることです。毎日の食事から意識するようにします。

該当数が2個以下の心配不要の人「現代人はほとんどの人が活性酸素の害についてはリスクがある」

心配不要に該当する人でも積極的に生活を見直しましょう。たとえ、ひとつもチェックに引っ掛からなくても、活性酸素に関してはこれでいいということはないのです。

何しろ、生きるために不可欠な呼吸が関わっているのです。抗酸化酵素や抗酸化ビタミンが含まれている食材の知識を豊富にして、バランスのとれた食生活で予防を心掛けましょう。